これは特定の汚染物質を表しているのではなく水中にどれだけ酸素を消費する物質が含まれているかと言うことを表しています。
この値が高いと酸素濃度が低下し生物の生存やバクテリアなどの浄化作用を妨げます。この値はどの程度汚染されているかの目安となります。
値は小さければ小さい程良くCOD値が0では全く汚染がないことを示し10以上では汚染がかなりひどいことを示します。ふつうの河川では2程度が一般的と思われます。
これは蛋白質などが分解されると発生する刺激臭を放つ有毒物質です。人体でも絶えず発生しており肝臓で尿素に変わりこの形で排出されます。
値は少なければ少ない程良く検出されないことが望ましいです。
アンモニアが分解されると発生する汚染物質で酸素を多く消費する物質です。この値が大きいと水中の酸素を大量に消費してしまうため
生物の生存や浄化を妨げます(当然この値はCODに反映されます)。0.05ppm程度が一般的だと思われます。この値は少なければ少ない方がいいです
亜硝酸が分解されると発生します。これはこの後植物に吸収されます。この値が大きいとアオコや藻類が大量に発生します。また肥料にも使われます。
理想的な値は10ppm以下であり25ppm以下であれば一般的な生物には問題ないと思われます。
硝酸の測定にはワーナーランバート社のTetraTestNO3を使用しています。これは河川用に作られているわけではなく熱帯魚などの飼育に使用するために作られているため
河川では正しい結果が出ない可能性があります。
水溶液が酸性であるかアルカリ性かを表す物です。全く何も含まれていない純粋な水はpH5.6です。一般的に汚染が進むと酸性になる傾向があります。
また排水に含まれている物質や酸性雨(pH5.6以下の雨のことで単純に酸性であれば酸性雨ではないです)などによっても変化する可能性があります。
一般的にpH5以上であれば問題ないです。また測定器具の事情によりpH6.2以上は測定できません。そのため6.2であっても実際はpH8ということも考えられます。
PCBやダイオキシンなどはパックテストでは測定できません。ただしプランクトンを調べることである程度は可能です
BCG(水素イオン濃度測定指示薬)
界面活性剤
洗剤やシャンプーなどで使用していて、日常かかせないのが界面活性剤です。
界面活性剤には、陰イオン界面活性剤がもっとも多く用いられており、河川などの泡の発生がこの界面活性剤が原因となっています。この量を測ることで家庭排水からの河川への流出の度合いを見ることができます。
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